6割の獣医師が、獣医療業界は人材不足と回答 育児休暇が取りづらいと感じる獣医師は3人に1人 ~ペットの家族化推進のTYL、94名の獣医師に対し働き方に関する意識調査を実施~

ペットの家族化推進をミッションとし、ペット医療DXをおこなう急成長ベンチャー企業の株式会社TYL(本社:東京都港区 代表取締役:金児 将平、以下TYL)は、いい獣医の日である11月11日に合わせて「獣医師の働き方に関する意識調査」をおこないました。

■調査背景
TYLでは2022年12月に獣医師の働き方に関する調査をおこない、獣医師の労働環境について探りました。2023年11月に実施した今回の調査では、第2弾ということで獣医師の働き方、就労についてさらに深掘りしています。
獣医療業界は、慢性的な人材不足による長時間労働や休暇の取りづらさがあるといわれています。TYLでは動物病院のDX化、採用や集患といった運営のサポートを進めることで、それらを解決していこうと努めておりますが、現状の働き方に関する実態を明らかにし、その結果を啓蒙することで、業界の現状についてより多くの方に知っていただく機会になると考え、11月11日の「いい獣医の日」に合わせて本調査を発表いたします。

■調査結果
サマリー
・獣医師の約6割が、獣医療業界は人材不足だと感じている。その影響1位は長時間労働が増えるという結果に。
・約6割の獣医師が2022年と比較して長時間労働や時間外労働が減っていないと回答。育児休暇に関しては3人に1人が取りづらいと感じている。
・動物病院でデジタル化が進んでいると回答した人は3人に1人。病院運営の中での課題1位は人材採用という結果に。


トピックス1
◇獣医師の約6割が、獣医療業界は人材不足だと感じている。その影響1位は長時間労働が増えるという結果に。
獣医師94名に対し、「獣医療業界は人材不足だと感じていますか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が57人(60.6%)、「いいえ」と答えた人が37人(39.4%)という結果になりました。「はい」と回答した獣医師57名に対し、「獣医療業界の人材不足により、どのようなことに影響があると感じますか?(複数回答可)」と質問したところ、1位長時間労働が増える、2位時間外労働が増える、3位有給休暇が取れないという結果になりました。



トピックス2
◇約6割の獣医師が2022年と比較して長時間労働や時間外労働が減っていないと回答。育児休暇に関しては3人に1人が取りづらいと感じている。
獣医師94名に対し、「2022年と比較して、長時間労働や時間外労働は減りましたか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が37人(39.4%)、「いいえ」と答えた人が57人(60.6%)という結果になりました。獣医師94名に対し、「2022年と比較して、有給休暇は取りやすくなりましたか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が34人(36.2%)、「いいえ」と回答した人が60人(63.9%)、という結果になりました。獣医師94名に対し、「育児休暇を仮に取るとすると、現在の職場は取りやすい環境ですか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が33人(35.1%)、「いいえ」と答えた人が35人(37.2%)、「わからない」と答えた人が26人(27.7%)という結果になりました。




トピックス3
◇動物病院でデジタル化が進んでいると回答した人は3人に1人。病院運営の中での課題1位は人材採用という結果に。
獣医師94名に対し、「経営する、または勤めている動物病院や企業ではデジタル化・IT化が進んでいると感じますか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が34人(36.2%)、「いいえ」と答えた人が41人(43.6%)、「わからない」と答えた人が19人(20.2%)という結果になりました。獣医師94名に対し、「病院運営の中でどのような課題を感じていますか?(複数選択可)」と質問したところ、「病院運営をしていない」以外の回答では、1位人材採用、2位早期離職、育成・評価、3位業務効率化という結果になりました。



■『獣医療業界の未来が明るくなるように、動物病院の運営サポートやDX化を推進していきたい』
~TYL 取締役 兼 アニホック動物病院グループ 総獣医師長 藤野洋よりコメント~

獣医師業界は慢性的な人材不足に陥っているだけではなく、動物病院では院長獣医師が経営者として、採用をはじめとした専門外の労務管理をおこなう必要があり、一般企業と比較すると遅れている傾向にあります。そのため、長時間労働や休日出勤が多くなり、有給休暇や産前産後休暇、育児休暇が取りづらい状況です。子育てを理由に退職する女性、労働環境の影響で業界から離れる獣医師もなかにはいます。
私たちTYLは、獣医療業界の働き方をよくしていくためにも、動物病院の運営サポートやDX化推進をおこなっております。また、獣医師向けの人材紹介事業を展開しており、雇用の選択肢を増やすという側面でもサポートをしています。未来の獣医療業界が明るくなるよう、課題を解決していければと考えています。

■獣医師向けに提供しているTYLのサービス紹介
(1)ベットエージェント/Vet Agent
「ベットエージェント」は、獣医師・獣医学生の就職に特化した転職支援サービスです。フォームから会員のご登録をしていただくとキャリアアドバイザーがご希望に合った求人を紹介します。選考から入社までをフルサポートしているサービスです。
URL:https://vetagent.jp/

(2)アニマルジョブ
「アニマルジョブ」は、動物・ペット業界に特化した国内最大規模の求人サイトです。動物病院、トリミングサロン、牧場などの求人情報を掲載しています。総登録者数は約71,500人、掲載事業所数は累計10,000件を突破しました(※)。
URL:https://animaljob.jp/
※:2023年9月時点 ※アニマルジョブ単体

■調査概要
・調査テーマ:獣医師の働き方に関する意識調査
・調査方法 :Vet’s Surveyを利用したインターネットリサーチ
・調査対象者:獣医師94名
・調査実施日:2023年10月20日~11月8日
・調査主体:株式会社TYL

■TYLについて
TYLは「ペットの家族化推進」をミッションとして掲げている急成長ベンチャーで、動物病院支援とペットの飼い主支援という両輪で全13のサービスを展開しており、ペットが健康に暮らせる環境を作り、ペットと飼い主ともに幸せな生活を送れるようにペットの医療DXを進めております。動物病院支援では、動物病院従事者向けの人材紹介事業や求人媒体等を運営、病院経営に関わる課題および事業承継のコンサルティング等をおこなっています。飼い主支援では、ペットのヘルスケアに係る往診事業や病院の運営等を提供しております。
コーポレートサイトURL:https://pet-tyl.co.jp/

■会社概要
名称:株式会社TYL
代表取締役:金児 将平
設立:2017年8月1日
資本金:262,619,800 円 ※資本準備金含む
所在地:東京都港区芝 2-13-4 住友不動産芝ビル 4号館4階

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